ウェブの活用で飲食店の売り上げアップにつなげよう

ウェブを活用して飲食店の売り上げアップにつなげよう

コロナ渦で売上の減少で苦しんでいる店舗は多いと思います。お金を極力かけず、売上アップやコストダウンにつなげるには、少なからず事業のIT化(ウェブ化)は必要になってきます。飲食店の場合、メインのIT化といえば、タブレットやアプリなどの店内オーダーシステム、POSレジや様々な支払いに対応した決済システム、ネット予約システムなどが思い浮かぶと思います。

もちろんそれらは非常に重要ですが、飲食店が真っ先に取り組むべきはホームページの作成とGoogleビジネスです。なぜなら、そもそも店舗に来てもらえなければ、店内での注文も決済も発生しないからです。井戸端会議に情報が集約していた時代は終わり、今は情報はスマホ検索が主流の個の時代です。ウェブにどう情報を載せるか、が飲食店においても生命線になっています。

そのため、優先度で考えると、

ホームページ制作⇒Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO対策)⇒店内IT化

となります。

ホームページ制作

ホームページ制作ですが、ホームページはネット上での店舗の顔になります。ここで店舗の興味をしっかりと引けるよう、コンセプトやメニュー写真などお店の売りを丁寧に見せる事が重要です。また、スマホにも対応したレスポンシブなサイトである必要があります。もしホームページがPCにしか対応していない場合、スマホで見た際にかなり見づらいものとなってしまい、極端な言い方をすれば、ページの古臭い印象⇒店舗も古臭いように見える可能性もあります。

また、ホームページ⇒インスタグラムやLINEなどのSNSをフォローしてもらう流れは飲食店では特に重要です。ホームページ⇒SNS、店舗⇒SNSの2ルートを意識した設計(例えばクーポンなど)を考えましょう。

ホームページを持つと、様々なデータの計測ができるようになります。例えばチラシ⇒ホームページ、インスタ⇒ホームページなどの流入経路とアクセス回数などが計測できます。チラシも駅前用、大学前用、など配布場所がわかるような仕掛けを事前にチラシに組み込んでおけば、どの場所で配るのが効果的だったか、簡単に計測できます。

計測は、Googleアナリティクス、Googleタグマネージャーといった計測ツールを事前に設定しておけばOKで、すべて無料で使用できます。また、ホームページへのアクセス数がどの曜日の何時頃に見られているのか、などのデータも分析次第では多くの戦略に利用できるでしょう。

ホームページの新規作成やリニューアルをお考えの場合は、

・レスポンシブ対応

・SNSボタンの設置

・データ分析ツールの導入

などは優先的に考慮しましょう。WordPressというホームページ制作用のフォーマットがわかりやすく利用者も多いのでおすすめです。ホームページ制作会社にお願いする時は上記のポイントを抑えて依頼するとよいでしょう。ホームページ制作会社では、データ分析ツールの設定まではやってくれませんが、それらをパッケージとして対応してくれるウェブ戦略会社もあります。

Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO対策)

HP制作が終われば、次はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化です。こちらはGoogleマップへの最適な表示を目的としており、MEO対策と呼ばれます。MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略称で、Googleマップに店舗が正しく掲載されるための各種設定です。今やほとんどの人がスマホでGoogleマップを利用して目的のお店を探しています。Googleマップに掲載されると、スマホから地図を見てお客様が勝手に来客してくれるようになり、来客に応じてレビューも増え、レビューがよければ更に集客につながります。無料で広告の役割をしてくれるので、店舗にとってMEO対策は非常に重要となります。

ホームページ制作、MEO対策が終われば、最低限のウェブ集客の土台ができます。

最後に一つ言いたいのが、どんなに良い物でも伝わらなければ売れない、という事。地元で一番美味しいイタリアンを提供していても、その事を誰も知らなければお客様は来てくれません。誰に食べてほしいのか、美味しさをどう伝えるのか、こだわりはどこにあるのか。最も大切な『ブランディング』を疎かにしているお店は、誰がターゲットかわからないため誰にも刺さりません。キレイなホームページを作る事よりも、思いが伝わるホームページを作りましょう。ここが抜け落ちて、ただキレイなホームページを作成して失敗するケースも多いのです。

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