データ分析がなぜ必要なのか?データ分析 初歩の初歩

データ分析がなぜ必要なのか? データ分析 初歩の初歩編

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を近年よく聞くようになりました。

ビジネスのIT化はもはや当たり前、更にはより高度なデジタル技術とデータを組み合わせて業務の効率化など競争力を高めていく事をDXは意味しています。

デジタル技術はどんどん進化しており、BIツールと呼ばれる高度な分析ツールなども企業への導入が進んでいます。とはいえ、小規模経営にはBIツールの導入のハードルも高く、そもそもデータをどう読み取っていくか、という基本的な知識がないと、データ分析を改善につなげられません。

そこで、この記事では、まずはウェブのデータ分析の入口として最適な、Googleアナリティクスの分析の初歩の初歩部分から説明していきたいと思います。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供するWebページのアクセス解析サービスです。ホームページに専用のタグを設置するだけで、誰でも高度なデータ分析が可能になります。ホームページに対して、どの時間帯にどれくらい人が来たのか、どこから来たのか、など様々なデータが無料で計測できます。また、サーチコンソールと連携すれば、ホームページに来た人が「どんなワードで検索してきたのか」がわかりますし、Googleタグマネージャーと連携すれば、より高度な計測が可能になります。サーチコンソールもGoogleタグマネージャーも無料で利用できます。

PVとUU

Googleアナリティクスでは非常にたくさんの計測項目があり、それらを組み合わせて分析を行います。主に使われる指標にPVとUUがあります。

PV(ページビュー)はそのページが何回見られたか、という数値です。あなたのホームページの一日のPVが1000PVだったとします。これは、「一日に1000人ホームページを見にきてくれた」わけではありません。

ここで重要なのがUU(ユニークユーザー)です。この数値がホームページに来た人の数になります。

では、以下の2つにどういう違いがあるでしょうか?

A:一日で100UU、1000PV

B:一日で500UU、1000PV

どちらも1000PVなのですが、Aは100UUなので100人が平均10回閲覧して100人×10回=1000PVとなります。Bは、500人が平均2回閲覧して500人×2回=1000PVです。

ここから何が読み取れるでしょうか?Aは1人あたり平均10回閲覧してくれているので、リピーターが多いホームページとなります。一方Bは1人あたり平均2回閲覧なので、Aよりは露出は高くて来客は多いがすぐに帰ってしまっている、と考えられます。

このことから、Aはもっと露出を増やす(SEO対策、SNS集客など)ことが課題、Bはより興味を引くホームページ作り(コンテンツを増やしたり)が必要になるでしょう。

今回はUUとPVという2つの指標のみで解説しましたが、実際には多くの指標を組み合わせて分析し、PDCA(計画⇒実行⇒確認⇒修正)を繰り返していく事になります。この施策をすることでこの数値がこうなるだろう、と事前に予測を立てながら、結果どうだったか、予想と違う場合はその原因は何だったのかを想定してまた次の戦略を練る・・といった感じです。

このようなデータ分析に関してはウェブ解析士という認定資格もあり、中でも上級ウェブ解析士ウェブ解析士マスターの資格を持っている方(もしくは持っていた方。毎年の資格維持費が高いため、やめる人も多いのです)でしたら、ある程度安心して任せられると思います。とはいえ、経験がものをいう世界ではあるため、資格を持たずとも優秀な方もたくさんいらっしゃいます(逆もあり)。

データは、なんとなく見ているだけでは何も見えてきませんが、見方によっては多くの改善のヒントが見えてきます。まずはホームページにGoogleアナリティクスの設定から。設定やデータの見方がわからないという方には、設定代行やレクチャーを安価で行っているサービスもありますので、まずは無料相談フォームよりご相談ください。

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